こちらはVivaldi Social(JP) 部活動/ビバ丼 Advent Calendar 2024の17日目の記事です。
前日は笹さんの「ビバ丼とサッカーファンの私」でした!
このエントリーでは、アニメオタクになって10年目の私が、この10年間で印象に残ったアニメを紹介していこうと思う。
採り上げる作品は2014年~2024年となる。なるべく時系列に沿って、かつ、1期の放送を基準にしている点了承願いたい。
註)急いで書いているのと眠すぎて文章が崩壊してたらごめんなさい。
グラスリップ
私がオタクになったきっかけの作品。現実を舞台としながらもファンタジーの雰囲気を感じさせる青春もの。高校生という多感な時期の感情を視覚的に表現している。
「唐突な当たり前の孤独」という迷言を生み出したことで記憶にあるものが多かろう。正直今でも理解できていないが、初めて見た作品で、かつ、ラブコメ作品にハマるきっかけとなった。
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アオハライド
少女漫画が原作の作品。主題歌のCHiCO with HoneyWorks『世界は恋に落ちている』が有名。
私が深夜アニメを見始めた最初期に『グラスリップ』と同じ時期に地元の民放で放送していたので視聴していた。今まで少女漫画に触れたことがなかったので非常に新鮮だったことを憶えている。
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SHIROBAKO
アニメーション業界を舞台に、高校時代にアニメーション同好会で繫がった若い女の子たちが奮闘するお仕事もの。アニメ会社の制作進行や、アニメーター、声優の卵や大学生など、様々な背景を持ったキャラクターが登場する。
今から視聴しても10年前に放送したとは思えない高クオリティーな仕上がり。アニメ業界を志望する人はもちろんのこと、アニメファンなら誰しもが見るべき作品だと考える。私たちが普段見ているアニメーションがどのような人が関わっているのか知ることができる。
本作はそれぞれの登場人物が実際の業界人をモデルにしていることもあり、業界内でも話題となった。
現在、放送10周年を記念してYouTubeにて配信中。
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銃皇無尽のファフニール
講談社ラノベ文庫から出版されている同名のライトノベルが原作。典型的なラノベアニメである。
特に印象に残っているのは、主題歌である。楽曲提供したのはTRUSTRICKというバンド。そのボーカルを務めていたのが声優の神田沙也加だ。彼女は、『アナと雪の女王』でアナ役を務めたことでお馴染み。しかし、2021年に北海道にて自死しており、その衝撃たるや…といったところで印象に残っている。
それと同じ理由で、『少年メイド』も記憶に残っている。どちらも面白い作品ではあるので、暇があれば見てほしい。
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冴えない彼女の育てかた
冴えカノは青春。同年代のオタクは本作と『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(俺ガイル)で育っていると言っても過言ではない。
冴えカノはオタクな主人公がイラストレーターの金髪幼馴染みや小説家の黒髪ロング先輩とかと一緒に非オタで地味めな同級生をヒロインにした同人ゲームを作る話。
といいつつ加藤(ヒロイン)は美人だし趣味の話になるととたんに饒舌になるオタク(主人公)を受け入れてくれるし、ある意味理想のヒロイン像だった。
創作は楽しいということ、そして、コミケに行きたくさせられる作品。
今は疎遠になってしまったが、中学時代の友人に冴えカノのオタクがいた。またいつか会いたいなぁ……。
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グリザイアの果実(グリザイアシリーズ)
いわずと知れたフロントウイングの大人気ゲーム。果実・迷宮・楽園と原作およびアニメシリーズが存在する。秘密組織の工作員である主人公と訳ありな女の子たちがいちゃいちゃしてたり死線をくぐり抜けたりする作品。
美少女ゲームユーザーの登竜門的作品であるが、私自身は原作は未履修。ただ、美少女ゲームをプレイするきっかけになったことには違いない。
時系列としては、迷宮→果実→楽園で、アニメでは迷宮が一番ストーリーとしては面白いしグロい。
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GATE~自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり~
自衛隊が異世界に行ったら?という直球な作品。銀座のど真ん中に突然異世界との門(ゲート)が出現。多くの日本人が殺され捕虜にされたことを受けて、自衛隊が異世界へ侵攻する。現代と異世界の軍事レベルは比べものにならず、異世界に自衛隊が赴けばたちまち蹂躙する爽快感が視聴者を刺激する。
重々しい作品かと思えば、タイトルに反して主人公が重度のオタクだったり、ラブコメ的要素があったり気軽に見ることができる。
あと、主題歌が岸田教団&THE明星ロケッツなので最高。
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ハイスクール・フリート(はいふり)
私の大好きなアニメですねぇ!
告知が出た当初、「はいふり」というタイトルだけが出て、海の背景があって女の子ばっかりできららじゃないけど、女の子がキャピキャピするお話だと思っていた。そしたら、続報でリアルな戦艦が出てきたり女の子たちが砲弾を食らっていたり一気に不穏な空気になって「なんだこのアニメは!?」と話題になったことを憶えている。
戦闘シーンはハラハラしたり理不尽な展開があるけれど、その中でも懸命に足掻く女の子たちは目の保養になる。
ちなみに私は宗谷ましろ(シロちゃん)推しです(どうでもいい情報)。
さらに、2020年に劇場版が公開。それがちょうど今は名前が変わったが、センター試験と呼ばれる大学入試の日の1日目と公開日が被る。そのため、2日間あった日程で1日目が終わったその足で映画館に駆けた。ちなみに、センター試験の結果は悲惨なものであり、ここから得られた教訓は、「はいふり製作委員会を許すな」と「入試期間中に映画に行くべきではない」ということ。
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蒼の彼方のフォーリズム
こちらもゲーム原作の作品。
アンチグラビトンシューズと呼ばれる反重力子を応用した飛べる靴を使ったスポーツ・フライングサーカスの部活動テーマにした作品。
キャッチコピーの「少女たちが空を駆け、恋をする物語。」というのが本作を端的に表している。キャッチコピー収集とか機会があったらやりたい。
こちらは原作プレイ済み。PSVITAで履修。懐かしい……。
私は同作だと鳶沢みさき推しです()。何かにひたむきに頑張る子はかわいい!
ちなみに、同作を制作したSpriteの『恋と選挙とチョコレート』という作品も好きで、これを見て生徒会長選挙に立候補したことがある。
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ようこそ実力至上主義の教室へ
今も根強い人気を誇るラノベ原作のアニメ。まさに「実力至上主義」の高校を舞台に、ときに仲間と協力しときに裏切るなどをして勝ち上がっている知力バトルアニメ。卒業時にもっとも高いクラスになると有利な就職先にありつけるみたいな設定だった気がする。序盤の主人公たちのクラスは最低のクラスで、そんなどうしようもない奴らが勝ち上がっていくのがかっこいい。主人公は卑屈で真の実力を隠し持っている設定で、我々の世代でいうところの比企谷八幡的ヒーローな気がする。
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Just Because!
私が最も好きなアニメとして上げている作品。青春恋愛もの。家の都合で転勤が多かった主人公が高校卒業目前にして故郷の高校に転入。そこで昔好きだった女の子と再会する、という話。ピュアピュアすぎて辛い。
オリジナルアニメーションであり、同作の脚本を書いたのが、『さくら荘のペットな彼女』や『青春ブタ野郎』シリーズの鴨志田一。面白くないわけがない!さくら荘も大好きで、この作品を見たときの心の高鳴りが抑えきれなかった。もうすぐ高校卒業や大学入試という人生の岐路にある彼ら彼女らと恋というものをぶつけてくるのがもうずるい。本作の終わり方もズルすぎてカタルシスがやばみで筆舌に尽くしがたいものがある。
そして、作品を彩る主題歌がやなぎなぎの「over and over」なわけ。作品と合わせて聴くと涙でちゃうもん。この作品は初めから終わりまで「ずるい」以外の感想が思い浮かばない。
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りゅうおうのおしごと!
将棋をテーマにしたラノベ原作の作品。りゅうおうは将棋のタイトルの竜王のこと。主人公は最年少で竜王になった男の子。竜王になったのはいいものの、その後成績が振るわなかった。そんな折に小学生のヒロインに「弟子にしてほしい」と頼み込まれて、それが引き金になり女子小学生に囲まれ尻に敷かれるハーレムが完成する。
アニメを見てから「面白いやん!」となり原作を読んだはず。私の推しは空銀子です。小学生じゃなくて中学生な?(これ大事)主人公より年下だけど先に同じ師匠に弟子入りしているので主人公は姉弟子と呼んでいる。そういう関係もたまらないよね。「小学生は最高だぜっ!」
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Extreme Hearts(エクストリーム・ハーツ)
私の人生を変えた作品その1。この作品がきっかけで初めてアニメのイベントというかライブに参戦した。今まで「イベントにわざわざ行くなんて気が知れない」と思っていたが考えが変わった。初めてアイドルというものを推す人の気持ちになった、そんな作品。
エクストリーム・ハーツと呼ばれる大会があり、芸能人が様々な競技で競い、勝者はステージでパフォーマンスができるというコンセプト。しがないシンガーソングライター葉山陽和が主人公。ついに芸能事務所からも契約を切られるというところで、彼女のファンだという女の子と出会うことでかけがえのない仲間を見つけ、皆で大会を勝ち抜いていくというお話。RISEのメンバーとして集まった彼女たちは、このチームに対してそれぞれ違った思いを抱えており、それが物語の深みを出している。
葉山陽和のためにCDを買ったし円盤を買ったしTシャツを買ったし抱き枕カバーを買ったしアクスタも買った。本当に推し活みたいなことをしていた。いや、現在進行形で、先日エクハのライブイベントのためのクラファンに7万くらい突っ込んだ。愛してるぞひよりん。
公式が定期的にコンテンツを供給してくれるので、ファンの熱量も高いし制作サイドの熱量も高い。アニメが続くほどの話題がなく細々と放送していたが、それでも大変恵まれた作品だと感じている。
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シャインポスト
私の人生を変えた作品その2。こちらはエクハよりも正統派のアイドルアニメである。
なんでシャインポストにハマったのかよく分かってないけど、ストーリーがめっちゃよかった。エクハと同時期に放送していて「アイドルアニメいいかも!」となったきっかけ。
金髪の子聖舞理王が推し。アニメは数話ごとに各ヒロインに焦点を当てた構成になっており、とくに理王様の回が抜きん出て素晴らしく、思わず泣いてしまった。ぜひその眼で確かめてほしい。
なお、本作はゲームの展開が予定されており、ゲーム内で収録されるはずの楽曲が公開されているにも関わらずまったく音沙汰なし。時を同じくしてゲーム開発をしているコ●ミが某ウマゲームの会社を特許権侵害で訴えており、この件が遅延に影響しているのではないかとまことしやかに囁かれている。
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天才王子の赤字国家再生術
ラノベ原作アニメ。原作タイトル『天才王子の赤字国家再生術〜そうだ、売国しよう〜』から改題。売国は放送倫理規定に引っかかった可能性がある。
「国を売ってトンズラしたい」が口癖の主人公が国の価値を高めてから売り飛ばすを名目に諸国を次々に撃破していく俺TUEEEE無双のアニメ。主人公の飄々とした性格や運の良さとか家臣の忠誠心の篤さとが絶妙なコメディーとなって楽しく見ることができる。
あと、主題歌をやなぎなぎが歌っているので控えめに言って神。EDは南條愛乃。
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スキップとローファー
田舎から東京に上京してきた主人公の高校生活を描いた作品。原作者が富山出身の方で、「説明できる他人」だったこともあり、お話が面白かったことも含め印象に残っている。
確か、主人公の出身は能登だった気がする。もしかすると被災地かも。
主人公の純粋無垢さが色んな人の心を変えていくのがなんかいい話だなーって感じ。
ちなみに、本作は来年1月よりNHKにて再放送が決まっている。NHKが見れる方はぜひご覧いただきたい。
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ガールズバンドクライ
最近話題になったバンドアニメ。主人公がとくにハチャメチャでロックな生き様をしていて鮮烈な作品だった。プリキュアを作ってる会社とは思えない。
JR東海が都内を中心にプロモーションをかけていたことや、楽器店とのコラボや、実際に企画のためにバンドを組成したことからも力の入れ具合がすごいと感じた。曲がいいです。
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負けヒロインが多すぎる!
ラノベ原作アニメ。ラブコメ作品のあるあるをふんだんに盛り込んだ作品。「負けヒロイン」に焦点を当て、恋愛ものでメインヒロインに必ず負ける属性をこれでもかと詰め込み、負け(ない)ヒロインかと思えば普通に負ける、世界の理に抗えないながらも足掻くヒロインを描いている。こちらもJR東海が猛プッシュして、さらに作者の出身地かつ作品の舞台である愛知県豊橋市も協力した町おこしが行われた。
知名度は上がったけど、ラブコメという万人が推せるかというと微妙なジャンルの相性がいまいち話題に乗り切れていない部分が否めない。
ただ、ラブコメ好きにはたまらない作品であることには違いはない。
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さて、ここまで10年くらいのアニメを振り返ってきたが、ここで筆を置くこととする。
他にも紹介したい作品、思い出深い作品は多数あるが入力するのが疲れたのでここまでにしておく。(WP使いにくすぎてストレスMAX)
この中でももし見てないアニメがあったらぜみ見てね!
あとがき
こうして10年を振り返ると、色々アニメ見てきたなという気持ちとその時に抱いた感情を改めて思い出した。当時の気持ちは覚えているけれど、ストーリーをあまり覚えていなかった()
改めまして、Vivaldi Social(JP) 部活動/ビバ丼 Advent Calendar 2024を主宰いただいたでもでもさんに感謝いたします。
そして、今年1年お付き合いいただいたFediverseの皆様に感謝申し上げます。
以上、ドジ猫でしたー!